コマちゃんは、おれの心の中をゆっくり這い回って、ぽつぽつと暖かな光を灯してくれる。
愛しい小さな生命を守る時、自分の中の醜い感情がまるで消えてしまう。おれは、君を守っているつもりだけど、実は守られているのだね。
いつか君の生命の終わりを見届けるのは、寂しいけど、終わりまで共にいれるということは本当に素晴らしいことだと思うんだ。
おれのここ数年の目標は、君の命の最期を安らかにすること。
だから、君ができるだけ心地よく長生きして、無事にこの世を去るまで、おれは頑張るから。ゴールまで安全に共に走らせておくれね。
ところで、サツマイモ食べないの?豆腐のおやつのほうがいいかな。

本当に、何を考えているんだろうね、コマちゃん。何も考えてないかな。だとしたら、そのままでいいよ。何も考えず、美味しいものを食べて、暖かいヒーターで眠り、どうか1日でも長く健やかで。
言葉の無い生命を守る時、いつも必死で、何もかも手探りで、なりふりかまってられないよ。おれのなかにある愛情が、本能のままに、大暴れしているぞ。